| 平成16年11月現代まちづくり塾 | ||
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★★★11月度「現代まちづくり塾」(第23回)のご報告★★★
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■田村明「現代都市・まちづくり講座」−都市の過去・現在・未来− 第一部「都市の原理」 T都市の発生とその意味−都市文明を問う U世界の都市とその興亡−都市文明の歴史 −比較都市論 −人間はどのような都市をつくったか− ■テーマ:ヒンズーと仏教都市−融合と死者の都市 インド・チベット・東南アジア ■講師:田村明氏(地域政策プランナー) ■参加者:16名 |
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●ヒンズーと仏教の都市 インド文明・ヒンズー社会はわかりにくい。この文明は時間の観念が違ってい
て歴史というものがない。ユダヤ教(キリスト教、イスラム教)が世界の7割、
次に多いのがヒンズー教、仏教である。仏教は天竺(インド)から伝わったと言
われているが現在のインドはヒンズー教の国で仏教はない。 ●ヒンズー国家 インダス文明には素晴らしい遺跡があるが滅びてしまった。以後約1000年 の間、都市がつくられなかった。都市よりは哲学・数学などの文明が残っていて、 リグ・ヴェーダ(天啓文学)には壮大な叙事詩がある。カースト制にはバラモン を頂点とする細かい身分制度があり、バラモン教では時間は輪廻転生していた。 ダライ・ラマはその考え方にのっとり子供を教育して次のダライ・ラマとなる。 時間軸は一方に流れるのでなく回転している。 ●ジャイナ教の成立 紀元前500年ごろ新宗教として仏教、ジャイナ教が成立した。ジャイナ教は 徹底した戒律があって殺してはいけない、物を持ってはいけない。インドには現 在もわずかにジャイナ教が残っていて比較的裕福な暮らしをしている。 ●ヒンズー教の成立 ヒンズー教では何でも取り込んでしまうので、仏教やバラモン教も取り込んで しまった。現在ヒンズー教徒は世界人口の2割となっている。ヒンズー教では時 間は大循環し人間の時間は100万年ほどを単位とし神の時間は50億年ほどを 単位として循環している。だから1000年前の歴史など取るに足らない。 生活は神への感謝でできていて人生は学習期、家住期、林住期、遊行期に分け られ、最後はガンジス川のほとりで死ぬのを理想としている(ダルマ)。また実 利的であり利益は社会還元をする(アルタ)。愛と性も神聖な目標である(カル マ)。人生を肯定的にとらえる哲学を持っている。 ●仏教の都市 仏教、ジャイナ教は都市で発達した。マウリヤ朝はインドのほとんどを占めて いる統一王朝で、仏教が発達した。クシャナ朝は中央アジア遊牧民の王朝だが、 ガンダーラに仏像、石窟をつくった。大乗仏教は中央アジアを経由して日本に伝 わった。 後のグブタ朝ではヒンズー教が盛んになった。その後12世紀ごろからインド ではイスラム教が盛んになったがその後また脈々と続いていたヒンズー教が盛ん になった。アンコールトムはアンコール朝の都城で左右に池を持ち水利によって 都市を築いた。アンコールワットはその寺院で遺跡として残っている。 ●ヒンズーの都市 ヒンズーの都市としてはバラナシがあり死者を中心として都市を築いていた。 生と死が同居しているような不思議な都市である。 インドでは様々な文明、宗教に支配されながらも、すべてのものを共存させな がら脈々として輪廻転生の時間が流れている。宗教も様々なものを取り込んで、 すべてのものを受け入れ、あまり争いごとをしない。 ●会場から ・ガンジーの世界観は宗教に縛られていなかったのか。 →開けたヒンズー教とも言える。 ・ヒンズー教はすべてのものを受け入れているのになぜインドとパキスタンは争 っているのか。 →宗教でなく国境の争いである。 ・都市では寺院はコミュニティの役割を持っているのか。 →持っているでしょう。 ・日本にも墓地はあまりなかったのではないか。 ・墓地の原型は古墳だったのではないか |
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